個性的な中国料理店と焼鳥店が多く存在する大阪。そんな中以前より訪れてみたかった焼鳥店がある。北新地のビル1階に店舗を構える「市松」だ。
店内に足を踏み入れると、凛とした大人の雰囲気漂う空間が広がる。席数は、L字型のカウンターが8席と個室のテーブル席が1つ。
そんな空間で串を中心とした焼鳥と合わせて創作料理が出される、おまかせコースを堪能してきた。
まず振る舞われたのは、リコッタチーズのおでん。温かく、この季節には嬉しい一品だ。
口に含むとまるで豆腐のような食感だが、たっぷりと浸った出汁の中にほのかにチーズの香りがする。濃厚だが後味はさっぱりと食べやすく、印象に残るスタートとなった。
続いては、比内地鶏の刺身。添えられた薬味は3種類。
肉厚な身はしっとりと柔らかく、鶏肉本来の力強くもやさしい旨みを感じることができる。
ここから串のスタート。まずはせせりから。
温度感や塩気が丁度良く、口の中に旨みがいっぱい広がっていく。
串の2品目は、ズリ。コリっとした食感が楽しい。
箸休めの大根でさっぱりと。
焼いたカブ。甘みが良く出ていて美味だ。
古代米。
手羽元の焼き。タレの香ばしい味が良く、身はジューシーで弾力がある。
大阪で無農薬飼育されたブランド鴨、河内鴨。濃い肉の味が印象的な一品。
口の中で弾け、とろけていく卵。
丹波篠山の山芋のとろろ。出汁がよく効いている。
香ばしい焼き目とトロッとした食感が美味しい、ネギ。
メスの鶏からのみ採れる白肝は、口に含むとバターのように濃厚なコクが一杯に広がっていく。タレとの相性が非常に良く、バランスの素晴らしい至極の一品。
肉肉しい味わいがたまらない、つくね。
羊肉は全く臭みがなく食べやすい一本。
ごぼうと鳥の炊き込みご飯。具材のバランスがよく、上品な味わい。
「市松」のコースは、焼き鳥というよりも完成度の高い鶏懐石の域であると感じた。
斬新な「リコッタチーズのおでん」に始まり、飽きさせることのないメニュー構成となっており、洗練された空間の中終始次の一皿を期待しながら楽しく食事ができた。
また、カウンターの目の前でテンポよく心を込めて焼く大将の竹田氏の所作も美しく印象的であった。
串焼きの中では、断然白肝が記憶に残った。口の中でトロける濃厚なコクは、一度体験してみてほしい。また追加で注文した羊肉も全く臭みがなく、本来羊肉が苦手な人でも楽しめる1本だと感じた。
こだわりを感じる真摯な焼き鳥店「市松」、近いうちにぜひ再訪したいと思う。
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