食への探求心が旺盛なフーディーたちが、今最も注目する店の一つ、東京・赤坂の「amorphous（アモルファス）」。そんな人気店で、一夜限りのスペシャルなコラボイベントが開催されるとの情報をキャッチ！

お相手は、金沢のモダンスパニッシュ「respiración（レスピラシオン）」が手がける人気店「スペイン料理 comer（コメール）」。東京と金沢、二つの人気店のシェフが共に腕を振るうとあって、食通たちの間では瞬く間に話題に。幸運にも予約が取れた編集部が、その貴重な一夜の様子を徹底レポートします！

二人の人気シェフがカウンターで共演！

この日、厨房に立ったのは「amorphous」の木下シェフと、「comer」の北川悠介シェフ。

木下シェフは、研ぎ澄まされた感性で素材の旨さを最大限に引き出す実力派。一方、北川シェフは和食やフレンチなど多彩な経験をベースに、伝統的なスペイン料理を独創的に進化させる気鋭の料理人です。そんな二人が目の前で次々と料理を仕上げていくライブ感に、コースが始まる前から期待が高まります。

北陸の恵みが満載！気になるコースを徹底レポート

この日のために用意された、全8品の特別コース。能登や金沢の食材をふんだんに使った、まさに夢のラインアップです！

1. 能登塩を使ったバスクチーズケーキ

まず運ばれてきてびっくり！ なんと一品目は、甘くないバスクチーズケーキ。能登塩のキリッとした塩気とチーズの濃厚なコクが食欲をそそる、お酒にぴったりのスターターです。

2. 金沢おでん 特製ふかしとアホ・ブランコ

お次は「金沢おでん」。……かと思いきや、スペインの伝統的な冷製スープ「アホ・ブランコ」と合わせた驚きの一皿！ おでん出汁が染みた「ふかし」の優しい味わいに、ニンニクとアーモンドが香るスープがベストマッチ。「こんな組み合わせがあったなんて！」と、思わず唸ってしまいます。

3. ズワイガニのフラン 香箱蟹風 ウニのエキューム

冬の味覚の王様、カニをふんだんに使った贅沢なフラン。ズワイガニの滑らかなフランの上には、香箱蟹をイメージした内子や外子が添えられ、さらにウニの泡ソースがたっぷり。カニとウニの旨みのマリアージュがたまりません！

4. 能登の岩牡蠣を使った特大パエリア

そしてテーブルが最も湧いたのが、この特大パエリア！ 蓋を開けた瞬間に立ち上る、牡蠣とサフランの豊かな香り！ 能登産の大きな岩牡蠣がゴロゴロと入っていて、そのエキスを吸い込んだお米の美味しいこと……。鍋底の香ばしいおこげまで、スプーンが止まらない絶品パエリアでした。

今回ご紹介した以外にも、「石川県マガジーノの自家製ブッラータチーズ」や「A5ランプの炭火焼き モレソース」など、終始驚きと感動の連続でした。

二人のシェフの個性がぶつかり合い、見事に融合した今回のコラボレーション。まさに一期一会の素晴らしい食体験となりました。

今回のイベントは終了しましたが、「amorphous」と「comer」に足を運べば、それぞれのシェフが織りなす魅力的な料理を味わうことができます。東京と金沢、それぞれの地で輝きを放つ両店の今後に、ますます目が離せません！

 

テリヤキ編集部

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