TERIYAKI

2023年10月19日

<TERIYAKI美食倶楽部>オーケストラによる音楽を堪能しているような、フィナーレまで楽しめる参宮橋のイタリア料理店『Orchestra』


オーケストラによる音楽を堪能しているような、フィナーレまで楽しめる参宮橋のイタリア料理店

こんにちは。TERIYAKI美食倶楽部を運営しているテリヤキ編集部です。
TERIYAKI美食倶楽部では、月に20回ほど東京・大阪を中心に全国様々な場所でレストランへのオフ会を開催したり、グルメ/生産者ツアー、海外グルメツアーなどなどを開催しております。
今回は9月某日に開催されたイベントの概要となります。ぜひご興味をいただけましたら、TERIYAKI美食倶楽部へご入会いただけますと幸いです。

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東京・参宮橋に2023年9月末頃オープンさせた話題のイタリア料理店【Orchestra(オルケストラ)】。
こちらのお店で腕を振るうのは、小川慎二シェフ。

1987年長崎県に生まれ、辻学園調理製菓専門学校卒業後、「長崎ハウステンボス」にて3年間フランス料理を経験。後に2012年渡伊、トスカーナ州のトラットリアやモデナのミシュラン一つ星「ストラーダ ファチェンド」を経て、45年連続ミシュラン二つ星を獲得している「リストランテ サン ドメニコ」に5年勤務し、後半はスーシェフを務めるほどの実力ぶり。


帰国後は東京・目黒の「リナシメント」のシェフを務め、2019年、2020年ゴ・エ・ミヨ掲載に貢献。独立して出張料理人として活躍したのち、こちらのお店に携わる。

僅か8席しかない同店では、部屋に入るや否や、L字のカウンターと大きな焚き火の火口に目がいってしまう。
席につき、本日のオーケストラがスタートをする。最初に提供されるのは、まるでピアノを想起されるようなアミューズが登場された。

1.お楽しみ7種

甘海老やタルトなどの小ぶりな料理がいくつか提供いただき、小さく手の込んだ料理の数々にワクワクと、期待に胸を膨らませてしまう。

そして目の前では、今ご提供するパスタを目の前で披露してくれるという。ライブ感溢れる店内では、なかなかに楽しいひと時が過ごせそうな期待が持てる。

2. トルテッリーニ イン ブロード
同店のスペシャリティである一品。
シェフが修業したエミリア=ロマーニャ州発祥の鶏のスープに小さな詰め物をしたラビオリを浮かべた一品である。
あくまでパスタではあるが、シェフの位置付けとしては、スープであるとのこと。現地では鶏のスープを使用するところを、長崎出身のシェフならではの昇華として、日本の出汁文化とイタリアのパスタ文化を融合させた一皿となっている。主役は毎朝仕込む、五島列島の焼きあごと五島地鶏しまさざなみ、パルミジャーノ・レッジャーノ、生ハムからとる出汁を取られている。

滋味深く、出汁の繊細さを感じられる一品と言えるだろう。

3.ハツカツオ キウイ 発酵プラム
スカイブルーのお皿の上にはピンセットで丁寧に並べられた前菜。長崎 五島列島のカツオであり、タルタルにしたものをキウイと合わせている。
紫大根で包み、ラビオリ状での提供を行なっている。
ソースとして、キウイと発酵プラムを提案している。

酸味のあるソースではあるが、それぞれ甘みのバランスや、味のテイストが異なるため、上手く使い分けながら食べることで面白さを感じられる。

4.九絵 ポルチーニ茸 蔓紫
魚料理であり、じっくり薪で焼き上げた一品。
旬を感じられる味わいであり、薪のじわじわと焼き上げられ、水分がしっかりと残る雰囲気が美味しかった。

5.ラヴィオーロ リコッタ 法蓮草 卵黄 白トリュフ
追加5,000円で白トリュフとのことで、今回はせっかくの記念ということもあり、追加させていただきました。濃厚なリコッタチーズの旨みとろみに、ラヴィオーロリの食感と卵黄の濃厚さがあいまった一品である。

6.毛蟹 玉ねぎ コーヒー
2時間かけてローストして、甘さを引き出した玉ねぎに、生米を合わせた料理。北海道の毛蟹に、玉ねぎのチップス、アクセントにコーヒーのパウダーを乗せた一品。
ほろ苦さと、玉ねぎの甘みが合わさる一品も絶品。

7.グラニテ エストラゴン ウォッカ
ヨモギのようなハーブ エストラゴンを用い、個性的な甘さがウォッカをより引き立てる。
ここまで濃厚な品々が続いたものを切るようなグラニテである。

8.赤牛 サーロイン
最後はメインディッシュで、赤牛。この日は阿蘇の赤牛であり、薪でシンプルに仕立てた内容となっている。
肉質もよく、味わいもシンプル。気を衒ったような空間で、シンプルな料理が続くため、どこか安心感がある。

9.裏メニュー パスタ アーリオオーリオペペロンチーノ
最後に炭水化物を。ここまでショートパスタが続いたため、ロングパスタは嬉しい。
さらに、アーリオオーリオというドシンプルな一品にどこか好感度すら感じられる。

10.モンブラン 和栗 マスカルポーネ ラム
香りもフレッシュで、あっさり目の味わいが嬉しいところ。渋皮でキュッと引き締めているのがまた良い。

11.食後の飲み物と小菓子
最後は、ちょっと変わった一品。メレンゲを自分で焦がして、その焦がし具合で、中の甘さと外の香ばしさを感じられる。

全体を通して、これからの更なる期待が楽しみとなっている。ぜひ一度訪れてみてはいかがだろうか。
きっと素敵なオーケストラを堪能できるだろう。

 

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ぜひこの機会に訪れてみてはいかがでしょうか。

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